あなたもこうしてダマされる
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何気なく図書館で借りたのだが、思いのほか面白かった。9割の人が広告は自分以外の人には効果的と思っているとか、だまされやすいということを実験で示されてももう一度同じ手法でだまされるとか、興味深い話がもりだくさんだった。
私もマルチ商法や勧誘販売などは何度か入会する手前まで行ったことがある。本書では実体験をともなっていれば抵抗力がつくというが、確かにそうかもしれない。以前の自分だったら入会していたなと思うこともままあった。
終盤にはカルトの勧誘にも良心からの教育にも同じ手法が使われるとあった。読んでいる途中で自分も同じことを考えていたがやはりそうなのか。良心からの教育でも結果として世の中の人を不幸にしている事例があったらどうする。。。逆にカルトで洗脳されていたとしても死ぬまで幸せだと感じていたら。。。
・アメリカは良い国でイラン・イラクは悪い国だと子供に教育したら??
・戦前の日本は悪い国で祖父は泥棒よりも悪い人だったと子供に教育したら??
・軍国主義が当たり前だと子供に教育したら??
・カルトに入ったらとても居心地が良くて、麻薬の快楽にとりつかれ、そのまま泥酔中に死んだら??
ディスカッション
コメント一覧
う~ん
一見平和に見える東側・資本主義圏でも「協調性」と称して弱者に圧力をかけたり、「黒いものも偉い人が白といえば白になる」的なものは日常的にあるくらいだから、ある意味カルトなんかよりず~っと怖いよ。金正日よりもブッシュが怖いみたいな感じで
色々例はありそうですな
端から見ればだまされてるけど自分では気づいていない状態っていうのは意外と幸せな状態なのかもしれないね